產業觀光部 工業振興課
1. 件 名
地方創生拠点整備交付金を活用しての「桑・蚕・爾・真綿かけ・糸つむぎのさと」 の整備について ~本場結城紬の原料製作の拠点施設を整備し、将来の一貫生産体制をめざします~
2.整備の目的
栃木県は群馬県、福島県に次いで、全国第3位の繭生産量を誇り、うち小山市で県 内の約4割かつ高品質の繭を生産していますが、小山市の伝統産業「本場結城紬」の 原料である真綿は他県から供給を受けており、「糸つむぎ」についても人材が減少し、 本場結城紬の原料不足が深刻になっています。このようなことから、本場結城紬の原 料製作における拠点施設を整備し、地元の優良な繭から本場結城紬の原料である「袋 真綿」を製作し、「手つむぎ糸」を生産する一貫生産体制を創出します。とりわけ、 産地において「糸つむぎ」に携わる人材が高齢化等により不足していることから、新 たな担い手となる人材を対象に「真綿かけ講習会」や「糸つむぎ講習会」を開催し、地域の高齢者や女性を新たな担い手として養成するとともに、「栃木県組織物技術支 援センター」や市内福祉施設等と連携し、原料不足の課題に対応するとともに、養蚕 業についても展示するなど、将来の本場結城紬の一貫生産体制をめざします。
3.建設場所
現在、栃木県において建替え計画が進められて いる「栃木県産業技術センター 純織物技術支援 センター」との連携を図るため、当該センターの 隣接地である「絹公民館」敷地南西端に施設を建設します。
4.施設概要
木造平屋建て、延床面積約120m 施設機能:袋真綿室、煮繭室、 「糸つむぎ室、養蚕業関連展示スペース
5.事業費
総事業費7, 200万円 (内3,600万円について地方創生拠点整備交付金を活用)